東京の住み方過ごし方

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TEDから受けたインスピレーション

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英語学習のためにTEDを見始めた

大学時代からちょくちょく見てはいたが、本格的に英語の学習を再開しようと思いTEDを見始めた。もちろん英語字幕をつけて一回だけしか聞かないようにする。基本的なリスニング能力はついてはいるが自分は結構detailを聞き漏らしやすい傾向があるのでそのあたりを生の英語で鍛えたいという欲もあった。

 

現状の自分の課題としてとくに感じるのはやはり返答を求められるシーンでのリスニング力のなさだ。これに関しては今後留学生の友人を増やしたりweb上にあるspeakingを鍛えるためのレアジョブとかDMM英会話とかを使っていこうとは思う。(思うけどもなかなか億劫で前に進めない。)

 

さて、見始めたTEDで一番最初に見たのが以下の動画

www.ted.com

 

彼はGoogle X (現在はAlphabetの子会社。)のマネージャーであり、「失敗を粗探しする」ことが今までにないIdeaの創造に必要だと言っている。特筆すべきはかなりの投資があった事業に関しても撤退に関してシビアな判断をしていることだと感じたし、それを楽しそうに話す彼の姿が非常に印象的でもあった。

 

ここで気になったのはGoogleの自動運転技術の話の下で

This was a major crisis for the team. It sent them back to the drawing board. And they came up with a beautiful, new perspective. Aim for a car where you're truly a passenger. You tell the car where you want to go, you push a button and it takes you from point A to point B by itself.

 

 という部分だった。

「自動運転が当初想定していたのは緊急時に運転席に乗ってる人が運転操作をして避けることができる状況」だったのだが、実際にやってみると「運転席に乗った人は中尉散漫どころか自分のすべき仕事をしなくなった(つまり緊急時でもハンドル操作を怠った)」ってことを言った後でのセリフだ。

 

何が気に入ったかというとこの人のいう"beautiful"の言い方。すごくかっこいい。だからこそ、一回それに気を取られて文意を理解しきれなかった。ようは運転席にいる人も含めて完全に「同乗者」扱いすることが大きな変革になったようだ。正直"Beautiful"の発音が良すぎて「え?それだけ?」と思ったけども実際に運営する上では人間は簡単に近視眼的になりやすいのでたしかに大きな変革なのかもしれない。

 

TEDを素直に聞くとたしかに面白い。

www.ted.com

 こちらの方は発案者をどう見分けるかに関する話だ。

話しては自分が過去にメガネを売る会社を立ち上げようとする学生たちにした投資にかんしてから始める。オンラインベースの事業であるのに半年経っても何も動いてないよう(システムを構築していない)彼らを見て、投資することをやめたという。

しかし、実はその会社は今では大きな成果を出しており、彼の過去の投資行動は完全に間違っていたことがわかる。この経験から彼は

「Originalなアイデアは棚上げしたほうがいいっぽい」

というアイデアにつながる。彼は元々はタスクが降ってきた瞬間に処理するタイプのようだ。しかし、ともすればそれは「急ぎすぎていいものができない」状況になる。もちろん締め切り直前で始めると同様に時間がなさすぎていいものができない。

 

ではどうするか?

それは早く始めてギリギリまで粘ることだ。最後まで時間いっぱい使って練り上げてこそOriginalなIdeaは生まれるのだと彼は言う。根性論、脳筋な意見だけど彼の語り口を聴くとすごく納得するとこがある。

特に引用としては

What about Martin Luther King, Jr.?The night before the biggest speech of his life, the March on Washington, he was up past 3am, rewriting it. He's sitting in the audience waiting for his turn to go onstage, and he is still scribbling notes and crossing out lines. When he gets onstage, 11 minutes in, he leaves his prepared remarks to utter four words that changed the course of history: "I have a dream." That was not in the script. By delaying the task of finalizing the speech until the very last minute, he left himself open to the widest range of possible ideas. And because the text wasn't set in stone, he had freedom to improvise.

だ。こういう"What about"の使い方、すごく憧れるし自分もしたい。それいじょうにあの有名な"I have a dream"が原稿に書かれていなかったことが何よりの驚きではある。こういう学びは非常に楽しいし、この例の使い方は彼の"Idea"の形を想像するのに非常に効果的だったと感じる。

 

自分もいつか発音をしっかり治して、そしてかつ思考的にも洗練された個人として価値あるスピーチをできるようになりたい。専門的なないようを知っている以上に、それを他者に対してより平易かつIdeaを"Shape"する力を構成していきたい。